仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 合同会社ジェイドキャット 代表社員 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
役立つであろう内容を中心にお届けしていきます。

運転資金について知っておきたいこと(Vol.1) ~基本的な考え方~

2017年6月10日
会社を経営している人であれば、「運転資金」という単語を聞いたことはあるかと思います。
 
しかし、日々、経営者の方とお話していると、運転資金についていまいちピンと来てない方もいらっしゃるので、ここで何度かに分けて運転資金についてのエントリーを書いてみたいと思います。
 
そもそも、運転資金とは何かということについては、過去エントリー「銀行融資の返済期間って何年にすればよいのか?(運転資金編)」にも書きましたが、以下の通りです。
 
運転資金 = 売上債権 + 棚卸資産 – 仕入債務
 
売上債権・・・売掛金、受取手形等
棚卸資産・・・材料、仕掛品、製品、商品の在庫等
仕入債務・・・買掛金、支払手形等
 
例えば、以下のような卸売業の会社があるとします。
月商:100万円
売上原価:70万円
商品在庫:50万円(在庫期間0.5か月)
売掛金:100万円(回収期間1か月)
買掛金:70万円(支払期間1か月)
 
この会社の運転資金は以下の通りです。
100万円(売上債権)+ 50万円(棚卸資産)- 70万円(買掛金) = 80万円
 
この会社の運転資金は80万円ということですが、これが何を意味するかというと、この会社の商売を回す(継続していく)ためには、少なくとも80万円の現預金が必要ということです。
 
 
そもそも何故、運転資金が必要になるかというと、売上と入金のタイミング、仕入れと販売のタイミングが違うからです。
このタイミングの差を埋めるために必要な資金が運転資金です。
 
売上と入金が同じ、つまり現金商売であれば、売上債権は0のはずです。
また、仕入れた商品が即販売できるのであれば、在庫、つまり棚卸資産も0になります。
そういう商売の形態であれば、運転資金は必要ありません。
 
しかし、多くの商取引では、掛売がありますし、仕入れた商品がすぐに売れるわけではないことが多いでしょう。
ですので、多くのビジネスでは運転資金を用意する必要があるのです。
 
 
なお、必要な運転資金は業種やビジネスの形態によって変わってきます。
次回はそのあたりを説明したいと思います。

SWBS(中小機構が運営する海外ビジネス総合情報サイト)のご紹介

2017年6月2日
本日は海外ビジネスに関する総合情報サイト、SWBSのご紹介です。
https://swbs.smrj.go.jp/
 
SWBSとはSME(中小企業) World Business Support の頭文字を取った略称で、
国の機関である中小機構が運営する海外ビジネスに関する総合情報サイトです。
 
 
主に以下のことができるようになっています。
・信頼度の高い最新海外ビジネス情報の収集
SWBSに登録されている支援企業が発信する、世界各国の信頼度の高い最新海外ビジネス情報を収集することができます。
 
・海外展開支援を行っている組織の検索
支援対象国、支援内容、支援可能エリア、強みとなるキーワードなどを掛け合わせて検索できます。
 
・自社の課題を解決支援してくれる専門家の募集
自社の抱える課題をSWBSに投稿することで、解決支援してくれる専門家を募集することができます。SWBSへの投稿では自社名などは非公開なので安心して募集可能です。
 
・海外展開に関するイベントやセミナー情報の収集
中小機構やSWBS登録企業が開催する、海外展開に関するイベントやセミナーの情報を収集できます。
 
 
海外ビジネスに関する情報サイトはいくつかありますが、SWBSは国が運営していることもあるので、一定の信頼性があることが期待できます。
 
海外ビジネスに興味のある方は、是非一度ご覧ください。
https://swbs.smrj.go.jp/  
 
ちなみに、当社も先日、海外展開支援企業として登録されました。
当社のページもありまして、これから更新していきたいと思いますので、よろしければ是非ご覧ください。
https://swbs.smrj.go.jp/company/8472/

中国上海に行ってきました(2017年5月17日~21日)

2017年5月26日
先週、4泊5日で中国上海へ行ってきました。
どうも周囲の人からは遊びに行っているように思われているのですが、主要目的は日本商品の販路開拓のための商談です。
 
 
上海は約1年ぶりになりますが、たった1年でも色々変化を感じました。

 
 
まずは目についたのはシェアリングエコノミーの自転車の多さ。

 
ここ1年で急速に普及したようです。
色々な会社が参入しているようで、複数の種類の自転車を至るところで見かけました。
これは好きなところで乗って、好きなところで乗り捨てることができるので、非常に便利です。実際、かなり利用者はいるようです。
料金体系は会社によっても違うのでしょうが、私が聞いたのは、デポジットで300元(約5,000円)、利用料は30分1元(約16円)ということです。
 
 
それから、地下鉄の広告が変化している気がします。
去年3月に上海へ行った時は、至るところにネットモールの広告があったのですが、今回はモールの広告はかなり減った気がします。
見た感じだと、旅行、教育、決済、投資関連のネットサービスが比較的多い印象でした。
 
中国のネットサービスはオフラインと連携するものが多い印象を受けます。
最近はスマートフォンでレストランに食事を注文すると、配達員が代わりに届けてくれるサービスがだいぶ普及しているようです。
配達料は5元(約80円)で、一定の金額以上になると無料になるので、平日のランチの際、同僚と一緒に注文することで、無料で配達してもらうことも多いのだとか。

 
 
中国のネットサービスは色々ユニークなものが多く、面白いビジネスのヒントになりそうなものもあります。
ただ、規制やコスト構造の違いもあり、そのまま日本には持ってこれないものも多いです。(例えば、配達系は配達員のコストが安いから成り立っている)
 
 
日本商品や日本食はすっかり浸透した感があります。
日本資本の飲食店もかなり進出しているようで、上海においては、日本食を食べるには困らなそうです。
日本の商品も有名メーカーのものから、あまり聞いたことのないメーカーのものまで色々見かけました。
 
 
物価は少なくとも上海にいると日本とさほど変わらないか、物によっては日本より割高な感じがします。安いのはバス、地下鉄、タクシーなどの交通機関くらいでしょうか。
コーヒーなんかはだいぶ割高です。
 
 
街の様子や気になったものをインスタグラムに投稿していますので、興味ある方はぜひこちらもご覧ください。
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