仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 合同会社ジェイドキャット 代表社員 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
役立つであろう内容を中心にお届けしていきます。

「失敗しないための経営勉強会 in 仙台」を開催します

2015年4月1日
今日から新年度ですね。仙台はあいにくの天気ですが、雨が降ると花粉の飛散量が減るので、花粉症持ちの私としては助かります。
 
さて、今日は勉強会のご案内です。
4/11(土)の15:00から、「失敗しないための経営勉強会in仙台」をAER6Fの情報・産業プラザで開催いたします。
 
日時:2015年4月11日(土)15:00 – 17:00
テーマ:経営に必要な数字で考える能力
想定参加者:創業前後の方
参加定員:10名
場所:情報・産業プラザ(AER(アエル)6F)/セミナールーム(1)B(仙台市青葉区中央1丁目3番1号)
会費:2,000円(当日現金にて)
 
お申込みはこちら
 
流れによっては終了後、懇親会も考えています。
気軽に色々ご相談や集まった方々の間で情報交換できる時間にできればと思います。
今回のテーマは、「数字で経営を考える能力を身に付ける」を予定しています。
 
あまり堅苦しい雰囲気で、気楽に楽しく、そして本当に使える知識や考え方を学べる会にしたいと考えています。
2月にコワーキングスペースcocolinで行った創業セミナー「0から会社を立ち上げるノウハウ」の内容を深堀していく感じですので、セミナーに参加されて興味を持った方には特にお勧めです。
 
今回は限定10名の募集となります。皆さまのご参加、心よりお待ちしております。
 
お申込みはこちら

事業計画の罠

2015年3月29日
前回のエントリーでは、事業計画書の必要性について書きました。
 
しかし、作成した事業計画を実行に移す際には、特に気を付けなければならないことが1つあります。
 
それは、「支出の計画は予定通り進むが、収入の計画は予定通り進まない」ということです。
 
支出の計画、つまり設備や備品を購入したり、事務所を借りたり、人を雇用したりといった、自社がお金を払って行うことは、基本的には自分の意思だけで行うことが出来るので、計画通り支出が行われていきます。
 
しかし、収入の計画の方は、「これくらいは売れるだろう」という見込みで計画されている場合が多く、当初の予定通りにはならないことも少なくありません。
 
ここで問題なのは、収入は計画に反して少なくなったにも関わらず、支出は計画通りそのまま行ってしまい、収支が大幅に赤字になってしまうことです。
特に収入の方を大きく見積もってしまい、それに伴う投資として支出の方も大きく行ってしまった場合は、一気に財政状態は厳しくなってしまいます。
 
私はこれを個人的に、「事業計画の罠」と呼んでいます。
お恥ずかしい話ですが、私は過去、この罠に見事はまってしまいました。
収入の方の計画が予定通りでないにも関わらず、当初の計画にこだわってしまい、無理な支出を続けてしまったのです。
 
この「事業計画の罠」にはまらないためには、まずはこまめに計画の進捗状況を確認することです。もし当初の計画通り収入が得られていないようなら原因を調査分析し、今後も計画通りの収入が得られる見込みが薄いと判断したら、支出計画の方も即座に見直す必要があります。
 
人間、一度作った計画に愛着(?)を持ってしまうと、ついついそれに執着してしまいがちです。
しかし、計画を見直すことは決して躊躇してはいけません。
見込みと違うと判断したら、即、見直しを行うべきです。
 
前のエントリーでも書いた通り、計画を見直すだけならたいしたコストはかからないのです。間違った計画を進めると大きく時間もコストも失い、最終的には取り返しのつかない事態になってしまいますのでくれぐれもご注意ください。

事業計画書って本当に必要?

2015年3月22日
創業希望の方の相談に乗っていると、時々次のような質問をいただきます。
「事業計画書って本当に必要なの?計画立ててもどうせ予定通り行かないんだから意味がないのでは?」
 
確かに立てた計画が予定通り行くかというと、そうではないことも多いです。
特に起業における事業計画書は、想定外のことも多く、事業計画書通りに行く方が珍しいでしょう。
 
それでは本当に事業計画書は必要ないのかというと、それは違うと思います。
私は次の3つの理由から、事業計画書は作るべきだと考えます。
 
1.自分の事業を真剣に考えるための機会
2.「明らかに駄目」な場合が事前にわかる
3.協力を求める相手に熱意を伝えることができる
 
それでは1つずつ説明します。
1.自分の事業を真剣に考えるための機会
事業計画書を作ろうとすると、自分の事業について真剣に考える必要がでてきます。
事業計画書のフォーマットに沿って埋めていくだけでも、色々と自分の考えに抜けがあることに気が付いたり、もっと詰めて考える必要があったことに気付かされます。
 
自分の頭の中で考えていたことを事業計画書に落とし込むことで、頭の中も整理できますし、客観的に自分の事業を見つめ直すこともできるでしょう。
 
今ではインターネット上にも様々な事業計画書のフォーマットがダウンロードできますので一度見てみるのもよいかと思います。
 
2.「明らかに駄目」な場合が事前にわかる
計画の段階で「明らかに駄目」なことに気づくことも多々あります。
私も何か事業案を思いついた際に、まずは簡単に収支計画を立ててみるのですが、それだけでもそもそも事業として成り立たないということに気付くことがあります。
 
その場合、計画の段階であればその事業案は取りやめればいいだけですが、実際に行動を開始していると大きく時間もお金も無駄にすることになります。
計画を作成することがリスクヘッジになるのです。
 
3.協力を求める相手に熱意を伝えることができる
他の人に自分の事業を説明するときにも事業計画書は必要です。
特に起業家の場合、家族、融資や出資の依頼先、取引先、ビジネスパートナーなど、説明の連続かと思います。
そんな時に事業計画書が無い、あっても適当にしか書いていないでは、説明する相手は「この人真面目に考えているの?」と思われても仕方ありません。
説明相手に自分の熱意を伝えるという意味でも、やはり事業計画書は必要になってくるかと思います。
 
事業計画書は、未来を予測するために書くのではありません。
まず、一歩を踏み出すために書くのだと思います。