仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 翠星企画株式会社 代表取締役 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
役立つであろう内容を中心にお届けしていきます。

失敗したときのことも考える

2017年9月18日
よく巷では、
「成功したければ、失敗したときのことなど考えるな」
などといったことが言われることがあります。
 
その理由としては、
・失敗のイメージに引きずられてネガティブな思考になってしまう
・失敗した時のことを考えている時間が無駄
 
などといった感じです。
 
 
賛否両論あるかもしれませんが、私は失敗したときのことも考えた方がよいと思います。
 
失敗には大小があり、致命的な失敗をやらかしてしまうと、再起不能に陥ります。
逆に「これをやって失敗した場合、最悪何が起こるか」を考えた上で、たいした影響はないのであれば、迷わずやればいいのです。
 
そうはいっても、成果を出すには、ある程度のリスクを負わなければならない場面もあるでしょう。常に安全ルートだけでは事業を一定以上に伸ばすことは難しいと思います。
 
ここぞ!という時にはリスクを取った挑戦も必要ですが、その場合、どこまでならリスクを負えるのか、損失を被れるのか。つまり、撤退ラインを明確にしておくことが大事です。
 
そしてその撤退ラインを超えたら迷わず止めることです。(実際はそれがなかなかできないのですが)
それなりのリスクを取っている以上、かなりの痛みを伴うことになるはずですが、それは覚悟するしかありません。
 
ただ、その覚悟が決まれば、あとは成功に向けて突き進むだけです。
 
 
ちなみに、私自身は臆病者なので、常々「最悪どうなるか」は念頭において行動しているつもりです。(周囲からはそうは見えないと言われることもしばしばですが・・・)

金融機関向け事業計画では売上高は控えめにした方がいい理由

2017年9月13日
これから銀行から融資を受けようとしている、または既に融資取引がある場合、事業計画の提出を求められることがあります。
 
その際の計画には、今後の売上高推移見込みを書くことになりますが、ここでの売上数値に関しては、極力控えめにしておいた方がよいです。
 
 
事業に自信がある、または銀行からよく思われたいなどの理由から、挑戦的な売上目標を掲げている事業計画をよく見かけますが、これは危険です。
 
 
まず、基本的に金融機関は、計画における実現可能性を重視しています。
自社でコントロール可能な経費計画はともかく、相手ありきの売上計画については、ただでさえ懐疑的に見ています。
ここで根拠の薄い売上計画を出してしまった場合、計画自体の信憑性が疑われて、申し込んだ融資の否決、または今後の取引に影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
 
 
また、計画提出から数年が経った時、計画と実績に大きな乖離が生じてしまうと、これまた今後の取引に影響を及ぼします。(売上目標達成率が7割を下回ると危険です)
具体的には、追加融資が受けられなくなる、既存融資の回収に動かれる可能性が生じます。
 
 
ですので、金融機関向けの事業計画策定する際は、特に売上計画は保守的に立てるようにしましょう。
もちろん、社内向けの挑戦的な売上目標は別に用意してくださいね。

海外ビジネスでは現地語を話せた方がいい理由

2017年9月9日
海外ビジネスに取り組んでおられる方は、英語はだいたい話せるという方が多いと思います。
また、これから取り組もうとされている方は、まずは英語をマスターしようと努力されているかもしれません。
 
 
もちろん、ビジネスをする上では、英語は公用語のようなところがあるので、英語をマスターするに越したことはないのですが、できればある程度、現地語も話せるようになっておいた方がいいです。
 
今回は、現地語が話せた方がよい理由として、以下の3つを書いておきます。
 
 
1.相手から親近感が得られる
これは逆の立場で考えるとわかりやすいですが、外国人が多少下手でも一生懸命日本語でコミュニケーションを取ろうとしてくる姿勢には好感が持てるでしょう。
 
それと同じで、たとえ簡単な挨拶だけだったとしても、現地語で相手とコミュニケーションをとることで、親近感が大きく上がることもあります。
 
 
2.現地人同士での密談の牽制になる
これは実際に海外に行って打ち合わせ等したことある方はわかると思うのですが、ちょっと自分たちにとって都合が悪いことがあると、すぐに現地人同士で現地語でヒソヒソ話をします。
これはこちら側が現地語を理解できないだろうと踏んでいるからそうするのです。
 
そこで、最初からこちらが現地語を理解できることを示すことで、こういった密談を牽制することができます。
 
また、逆にあえて現地語を理解できないふりをして、現地人同士のヒソヒソ話から本音を拾うということもできます。
 
いずれも、現地語をある程度理解できないとこういったことはできません。
 
 
3.現地滞在がスムーズになる
国によっては国民のほとんどが英語が理解できる場合もあるのですが、そうでない国に行った場合、現地語が全くできないと滞在中色々と苦労します。
 
私も昔、中国語がほとんどできない状態で中国に行ったときは、普通の人には簡単な英語さえ通じないことに愕然としました。
中国の場合、筆談という手もあるのでなんとかなりましたが。
 
通訳がずっとそばにいてくれるのであればいいのですが、一人で言葉が全く通じない環境に放り出されると、かなりのストレスで、人によってはそれだけで参ってしまうかもしれません。
 
 
 
たしかに英語に加えて現地語も覚えるのは正直大変なのですが、行く国がある程度固定化されていたり、訪問比率が高い国があるのであれば、そこの国の言葉だけでも身に着けておくとよいでしょう。