仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 合同会社ジェイドキャット 代表社員 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
役立つであろう内容を中心にお届けしていきます。

中国EC進出はじめの一歩

2016年6月12日
たまには中国EC関連のことも書いてみたいと思います。
 
ネット関連のニュースをよくご覧になっている方はご存知かと思いますが、近年、中国のEC(イーコマース。ざっくり言うとネットを通じた商品販売です)は大変な盛り上がりを見せております。
 
中国EC業界の最大のお祭りである11月11日の「独身の日」には、去年はたった1日で約1兆7,000億円の売上をたたき出しました。
 
ちなみに、日本国内のEC市場規模は年間約12.8兆円です。(2015年)
いかに大きな数字であるかがおわかりかと思います。
 
その他、中国人の所得水準上昇、訪日観光客増加、日本製品の爆買い、円安(最近でこそまた円高傾向になってきましたが)なども重なって、多くの企業が中国市場の開拓を考え始めています。
 
特に、最近では、インターネットを通じて日本国内から直接、消費者へ商品を届ける「越境EC」というものが話題となっています。
 
私もいくつか越境EC関連のセミナーに参加していますが、どこもほぼ満席に近い状態で、興味を持つ人の多さを実感できます。
 
 
そこでこれから中国EC進出を始めようと考えた場合、最初にやるべきことは何でしょうか。
 
商品選定?市場調査?事業計画作り?
 
もちろんこれらも重要なのですが、最初にやるべきことは「目的の確認」です。
つまり会社にとって、「中国EC進出はいったい何のためにやるのか?」ということを明確にするということです。
 
たとえば、
・中国市場に販路拡大して、国内市場の頭打ち状況を打破するため
・市場拡大が期待できる中国EC市場で販売することで収益拡大を狙うため
・将来の海外展開の足がかりにするため
などでしょうか。
 
目的が決まらないと、事業の方向性を決めることができません。
間違った方向に進んでしまうと、大概の場合は手痛い失敗を被ることになります。
 
これは中国ECに限ったことではなく、事業経営の基本ではありますが、意外と忘れがちなのでご注意ください。
 
一部では、「中国向けに越境ECをやりさえすれば儲かる!」などというムードもあったりしますが、実際はそんなに簡単なものではありません。
 
越境ECでは国内にいながら販売できるとはいえ、海外ビジネスであることには変わりありません。
 
過去エントリーでご紹介した、海外進出手順の基本をしっかり抑えながら取り組まれることが望ましいでしょう。

中小企業のための海外リスクマネジメントガイドブックのご紹介

2016年4月25日
先月、経済産業省から「中小企業のための海外リスクマネジメントガイドブック」が発行されました。
 
「中小企業のための海外リスクマネジメントガイドブック」(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2015/03/20160314001/20160314001.html  
一般的に国内事業と比べて、海外事業はリスクが高いです。
海外事業を安定的に継続させるためには、事前にリスク情報の収集とリスク対策の検討を行うことが重要です。
 
しかし、これまで海外事業経験が無い場合、いったい何を考えたらよいかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
 
上でご紹介したガイドブックでは、海外展開する上でのリスクを網羅的にカバーしているので、まずはどんなリスクがあるのか、そして対応方法にはどのようなものがあるのかということを把握できるのではないでしょうか。
 
まずは「海外リスクマネジメントマニュアル 簡易版」から読んでみるとよいでしょう。
 
以上、ご参考まで。

中国に行ってきました(2016年3月11日~17日)part4

2016年4月2日
part1part2part3とこれまで3回に渡って中国で撮ってきた写真を中心に現地の様子をお伝えしてきましたが、今回が最終回です。
 
一応、今回の出張は仕事目的だったのですが、いくらか自由時間もあったので、観光っぽいこともしてきました。
 
KIMG1475 KIMG1476
まずは定番の外灘(ワイタン)から見た夜景です。
ガイドブックなどでは必ずといっていいほど載っているので、上海に行ったこと無い人でも写真は見たことあるという人が多いのではないでしょうか。
私も過去に何度も行っているのですが、ついつい行ってしまいました。普通は男1人で行くような場所でもないんですけどね・・
 
KIMG1485 KIMG1486
新天地と呼ばれる観光スポット。ここは2000年開業なので観光地としては比較的新しいところです。欧米風の飲食店が多いですね。夜のBarが人気のようです。
 
KIMG1522 KIMG1516
浦東地区にある世紀公園という大きな公園です。
中国の公園は入園料取られることが多いです。ここも10元(約180円)取られました。
ここは別に観光名所というわけでもないのですが、昔来たことがある懐かしさでなんとなく。
天気も良かったので散歩するにもいいところです。
 
KIMG1526
上海のシンボルともいえる東方明珠を下から撮ってみました。
展望台はいくつかあり最も高いところで350m。入場料は180元(約3,000円)のようです。
ここの展望台へは昔入ったことがあるので今回はパス。
 
KIMG1527
左から順に上海環球金融中心(SWFC)、ジンマオタワー(金茂大厦)、上海中心タワー。
上海の高層ビルトップ3です。
ただ、上海中心タワーは今も内装工事中で中に入ることはできないようです。
2015年完成予定だったような気がするのですが、工事が遅れているのでしょうか。
 
KIMG1530 KIMG1536
現在、営業中のビルの中では最も上海で高い、上海環球金融中心(SWFC)の展望室から撮った写真です。最上階は100Fで入場料は180元(約3,000円)。
ただ、この日は空気が悪かったせいか、景色にもやがかかった感じになってしまったのが残念でした。
 
 
以上で今回の中国現地紹介シリーズは終了したいと思います。
あまり構成等考えずに、気まぐれで撮った写真を紹介していただけなので、どこまで現地紹介できたかわかりません。
 
10年前、自分が中国で暮らしていた頃と比べると、だいぶ成熟してきた感があります。
たとえば、地下鉄やファーストフード店の注文でも、昔は列に並ぶなんてほとんどなく、人を押しのけてなんぼな感じでしたが、今ではなんとなく皆さん並んで待っています。
 
街を歩いていても、昔ほど驚くようなことも無くなった気がします。
田舎の方へ行くとまた違うのかもしれませんが、上海あたりでは色々な意味で落ち着いてきつつあるのかなという気がします。不動産バブルは怖いですけどね。
 
あとは物価はずいぶん高くなりました。円安ということもありますが、上海あたりだとだいたい日本の半分くらいなイメージでしょうか。もちろん物によっては日本より高いものもあります。
いまさら言うことでもありませんが、もはやコスト削減目的で中国進出というのは厳しいというのを改めて実感しました。
 
今回の中国出張では、何名かの中国人ビジネスマンの方々にお会いしました。
彼らのほとんどが、自分の未来のために果敢にリスクを取り、相当な努力をしています。
 
自分も負けてはいられない。そんな気持ちにさせられました。