仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 合同会社ジェイドキャット 代表社員 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
役立つであろう内容を中心にお届けしていきます。

目的、目標、手段をごちゃ混ぜにしない

2016年12月25日
今日は自戒を込めたエントリーです。シリーズ化できそうです(笑)
 
その昔、私は目的、目標、手段の区別があまりついていませんでした。
 
例えば一度、「今期の売上目標は1億円だ!」と目標を設定すると、その目標に縛られてしまい、途中で状況が変化しても、ひたすら1億円という売上目標を達成するための行動をし続けていました。
 
本来、目標の設定には、何かしらの目的があったはずです。
振り返れば、当時の根本的な目的としては、「会社の長期的な維持、発展」だったはず。
その目的を達成するために、目標を設定し、そしてその目標を達成するための手段を講じるのが正しい手順です。
 
しかし当時は、本来の目的が見えなくなり、1億円という売上目標だけを追いかけ続け、「会社の長期的な維持」という目的は果たすことができなくなってしまいました。
 
 
また、当時は会社を上場させたいと本気で思っていました。
そのために、今思えばずいぶん無茶な事業計画を立て、その通りに事業を進めなければならないと思いこんでいました。
 
上場というのは、会社を発展させるための手段の1つであり、決してそれが目的ではないはずです。
しかし当時は、あたかも上場することが目的になっており、どんな手段を取ってでも上場を目指さなければならないと思いこんでいました。
 
 
私の場合は、最終的には会社を潰すという、最悪な事態にまでしてしまいましたが、今、色々な方の経営に関するご相談を受けていると、程度の大小の差はあれど、少なくはない方が目的、目標、手段をごっちゃにしてしまっているような気がします。
 
怖いのは、この目的の取り違いは、なかなか自分では気付けないということです。
また、社内で会議をしていても、会議に参加している全員が気付くことができないことも多々あります。
 
そういう時にこそ、我々のような外部の人間が気付かせる必要があるのではないかと思う、今日この頃です。

再チャレンジに特化した投資ファンド「福活ファンド」のご紹介

2016年11月28日
最近では経営が苦しい企業に対しても、様々な金融支援策があるため、たとえリスケ中(元本据え置き・金利のみ払いなどの返済条件見直し)でも資金調達の可能性は残されています。
 
しかし、一度、企業を倒産させてしまった経営者については、金融機関から融資を受けるハードルは依然として高く、資金調達の選択肢はかなり狭まります。
そしてこれが倒産を経験した経営者が再起できない理由の1つでもあります。
 
そんな中、一般社団法人MAKOTOと、福島銀行が、倒産経験がある経営者のみを対象にしたファンド「福活ファンド」を立ち上げました。
 
「福島県をあきらめない起業家のフロンティアに!」というコンセプトで、倒産経験のある経営者が、福島県内に設立した、または設立する法人が投資対象となります。
 
 
私自身が倒産経験がある経営者ですので、この取り組みはとても意義のあることだと感じます。
 
これがきっかけとなって、1人でも多くの倒産経験のある経営者に再チャレンジのチャンスが与えられることを期待しております。  
 
ファンドの詳しい内容やお問い合わせ先については、
福活ファンド投資事業有限責任組合のウェブサイトをご覧ください。
http://rechallenge-fund.com/

それでも計画を立てることは重要

2016年11月7日
前回のエントリーで変化に対応する力が重要ということを書きました。
 
すると、時々、「事業環境は常に変化して先が読めないんだから、計画なんて立てても意味がない」という声を聞くことがあるのですが、私はそれでも計画を立てることは重要だと考えています。
 
その辺の理由は、以前のエントリーでも書いています。
 
再度、項目だけ列挙しておきます。
1.自分の事業を真剣に考えるための機会になる
2.「明らかに駄目」な場合が事前にわかる
3.協力を求める相手に熱意を伝えることができる
 
加えてもう少し補足しておくと、変化はあるという前提でも、どういう変化があるのかを事前に想定しておくということは大事です。
当然、予測になるので、外すことはあるにせよ、複数の選択肢を常に考えておくということは、事業を継続的に発展させていく上では重要なことではないでしょうか。
 
以上、ご参考まで。