仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 合同会社ジェイドキャット 代表社員 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
役立つであろう内容を中心にお届けしていきます。

「実践!開業前に知っておきたい販促の基礎とテクニック」

2015年9月14日
10/16(金)の18:30にAER7階の仙台市産業振興事業団 会議室にて、
起業家セミナー販促力UP編「実践!開業前に知っておきたい販促の基礎とテクニック」の「Web活用編」で講師を行うことになりました。
 
こちらのセミナーでは、自分で簡単にできるウェブプロモーションの方法を基礎からご説明します。
ウェブ上で自分のお店や会社を魅力的にPRする方法、お客様からの信頼を獲得する方法、お客様をファンにするための方法など、特に起業前後の方の経営に役立つ情報をお届けしていきますので、ご興味がある方は是非お越しください。
託児サービスもあるので、小さなお子さまがいらっしゃる方でも安心です。
 
開催概要は以下の通りです。
日時:10月16日(金)18:30~21:30
会場:AER7階(公財)仙台市産業振興事業団 会議室(仙台市青葉区中央1-3-1)
アクセス
対象者:おおむね1年以内に起業を目指している方
定員:20名(先着順)
受講料:1,000円(税込 当日受付にてお納めください)
主催:公益財団法人仙台市産業振興事業団
 
なお、10/7(水)には、「販促ツールの基礎編」と称して、チラシの活用などについてのセミナーも行っているようです。(こちらは講師は別の方です)
 
詳しい内容やお申込みはこちらからお願いいたします。

欲しい利益額から逆算で売上計画を立てる方法(2/3)

2015年9月7日
前回のエントリーでは、「売上計画の第一歩は、未来の利益額を決めることから」といったことを書きました。
 
では、その目標とすべき利益目標(経常利益、または社長の役員報酬額)は、どのようにして決めればよいのでしょうか?
 
 
実は、これといった正解はありません。社長の判断で「利益を1,000万円出せる会社にしたい」、「役員報酬を月100万円取れるようになりたい」といった感じでざっくり決めてしまえばいいのです。
 
ここに時間をかける必要はありません。それよりも、目標利益をどのように達成していくかを考えることが重要となります。
 
例えば、目標利益を決定した後、経費、原価、売上を逆算して、目標利益を達成するには売上を20%上げなければならないことが判明したとします。
 
ところが、既存の事業をいくら頑張っても売上は10%アップがせいぜいで、到底20%には届きません。そうなると、根本的に会社の体制や事業内容を見直していく必要が出てきます。そのために、経営戦略を見直し、目標利益を達成するためにはどうすればいいのか知恵を絞って考えていくことになります。
これが売上計画を立てる際に一番重要となるプロセスです。
 
1点、注意点としては、数字のつじつまを合わせるためだけに、無理な目標設定を行わないということです。
たとえば、利益目標から逆算した売上目標に満たないからといって、非現実的な販売数量を目標としてしまうことのないようにご注意ください。
 
どこまでが努力すれば実現可能で、どこからが非現実的な目標なのかの線引きはしっかり見極めてください。
計画としての数字の整合性を合わせることにこだわってしまうと、計画が全く無意味なものになると同時に、場合によっては非常に危険なことになりますのでくれぐれもご注意ください。(過去エントリー「事業計画の罠」参照)
 
次回エントリーでは、利益目標から売上目標まで逆算して決める際の具体的な手順についてご紹介したいと思います。

欲しい利益額から逆算で売上計画を立てる方法(1/3)

2015年8月26日
最近、ご相談が多いものの1つとして、「どのようにして売上計画を立てればよいかがわからない」というものがあります。
 
一般的に、売上計画を立てる際は、まず「売上」を決め、その後、原価→販売管理費(人件費、家賃等)というように、損益計算書の上から順番に決めていき、最終的に利益がいくら残るかを計算することが多いかと思います。
 
これでも別に間違いではないのですが、私がおススメしているのは、まず欲しい利益額(経常利益)、または自分が受け取りたい役員報酬額を決めることです。
 
そして、「そのためにはいくら経費を使い、いくらの売上を上げるか」といった具合に、「逆算」して決めていきます。
ちょうど、損益計算書の上方向へ計算していくイメージです。
こうすると、最後には「欲しい利益を獲得するために必要な売上高」が自動的に決まります。
もし「受け取りたい役員報酬額」を目標にするのであれば、便宜的に利益を役員報酬額に置き換えて計算します。
 
この方法のメリットは、利益から考えることで、会社の将来像を具体的に描きやすいということです。そしてその計算過程で、「今、やるべきこと」も決まります。
 
投資を行うにも、融資を返済するにも、社長の報酬を増やすにも、その源泉は利益にあります。
なので、まず自分の会社を、3年~5年後にはどのような会社にしたいのかを考え、それに必要な利益はいくらなのかを決め、そしてその利益を獲得するために必要な売上高はいくらなのかを把握した上で、具体的な経営戦略を立てていきます。
逆に、目標とする数字もなしに、経営戦略など立てられません。
 
この方法で計画を立てると、自然と「数字」で経営を考えることができます。
このエントリーでもお伝えしているように、経営者にとって数字を使った経営判断能力は非常に重要です。
 
どうしても、通常の売上高から計画を立てていこうとすると、前年比10%増などといった、根拠の乏しい目標になりがちです。
しかし、この方法で利益から逆算していくと、売上目標に明確な根拠を持たせることができ、社長自身も納得できるし、従業員や金融機関など外部の人にも説明しやすくなります。
 
売上計画の第一歩は、未来の利益額を決めることからです。
次回のエントリーでは、利益目標の決め方についてご紹介したいと思います。