仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 翠星企画株式会社 代表取締役 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
役立つであろう内容を中心にお届けしていきます。

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失った自信を取り戻す方法

2016年6月26日
前回のエントリーとも若干関連しますが、過去の失敗によって失った自信を取り戻すための方法について書いてみたいと思います。
また昔話になりますが、今から約7年前、私は会社経営に失敗して、完全に自信喪失していました。
 
その後、色々手を出すものの、結局、どれもこれも中途半端に終わってしまいます。
「結局、自分は何をやっても駄目なのか・・・」
 
自信を回復するどころか自己嫌悪感までつのってくる始末でした。
 
 
しかし、「このままでは終われない!」という思いもあり、何かひとつやり遂げよう、それにより何かが変わるかもしれない。
そう思って取得を目指したのが中小企業診断士でした。
 
正直、幸運に恵まれた部分もありましたが、約8カ月の勉強で一発合格することができました。
 
たかが資格取得なのかもしれませんが、診断士合格をきっかけに、「自分もやればできる」と思えるようになってきました。
 
その後、仕事の実績を積み上げてくることで、徐々にではありますが失った自信が回復してきています。
 
 
どこかで聞いた話の受け売りですが、自信を付けるには結局のところ自分自身の過去の実績、いわゆる成功体験を積み上げるしかないのだと思います。
 
もしもかつての私のように自信が無くて悩んでいる方は、何か1つでもいいので、何かやり遂げるようにしてみるとよいと思います。
そのことがきっかけに不思議と色々なことが好転してくるかもしれません。

どうなったら再起したといえるのか?

2016年6月19日
先日、自分の過去の失敗談についてお話する機会があって、そこでは「過去に大きな失敗をしたけれど、今はそれを乗り越えて再起した人」という立場で話すことになっていました。
 
しかし、よくよく考えてみると、果たして自分は本当に再起したのだろうか。
再起するっていったいどういう状態になることなのだろうか。
そんなことがふと気になりました。
 
ご存知無い方のために書くと、私は今から約7年前に自分の経営していた会社を潰しています。
その結果、多くの方にご迷惑をおかけし、大きく信用を失ってしまいました。
そして、自分自身に対する自信を無くしてしまいました。
 
当時は自分がいったいこれから何をやっていけばよいかわからなくなってしまい、悶々とした日々を過ごしていました。
 
 
あれから約7年。幸い、今ではお客様、関係機関の方々、諸先輩方や仲間に恵まれたこともあり、仕事の面ではだいぶ充実していると思います。
 
しかし果たして、それをもってして再起したといえるのだろうか。
 
辞書を引いてみると、
・悪い状態から立ち直ること。
・失敗した者がまた勇気を出して立ち上がること。
といったことが書いてありました。
 
なるほど。確かに会社を潰した当時の状態に比べれば今はずっと良い状態といえますし、再び会社を作って約4年間経過したことを考えると、再び立ち上がったといえなくもない気がします。
 
しかしなんとなく「再起した」と言い切るのは違和感があるのです。
違和感の正体は未だ分かりません。自信を取り戻せていないから?失った信用を取り戻せていないから?会社を潰したことにどこか負い目があるから?
 
もしこれらが原因なのだとするならば、「再起した」と言えるのは、まだまだ時間がかかるような気がします。
 
当たり前のことですが、会社を潰すという事実はやはり重いです。
 
今、支援先として関わっている方々が私のような思いをしなくても済むように、これからも支援に尽力していきたいと思います。
その過程で、自分自身も「再起した」と心から思える日が来ることを信じて。

中国EC進出はじめの一歩

2016年6月12日
たまには中国EC関連のことも書いてみたいと思います。
 
ネット関連のニュースをよくご覧になっている方はご存知かと思いますが、近年、中国のEC(イーコマース。ざっくり言うとネットを通じた商品販売です)は大変な盛り上がりを見せております。
 
中国EC業界の最大のお祭りである11月11日の「独身の日」には、去年はたった1日で約1兆7,000億円の売上をたたき出しました。
 
ちなみに、日本国内のEC市場規模は年間約12.8兆円です。(2015年)
いかに大きな数字であるかがおわかりかと思います。
 
その他、中国人の所得水準上昇、訪日観光客増加、日本製品の爆買い、円安(最近でこそまた円高傾向になってきましたが)なども重なって、多くの企業が中国市場の開拓を考え始めています。
 
特に、最近では、インターネットを通じて日本国内から直接、消費者へ商品を届ける「越境EC」というものが話題となっています。
 
私もいくつか越境EC関連のセミナーに参加していますが、どこもほぼ満席に近い状態で、興味を持つ人の多さを実感できます。
 
 
そこでこれから中国EC進出を始めようと考えた場合、最初にやるべきことは何でしょうか。
 
商品選定?市場調査?事業計画作り?
 
もちろんこれらも重要なのですが、最初にやるべきことは「目的の確認」です。
つまり会社にとって、「中国EC進出はいったい何のためにやるのか?」ということを明確にするということです。
 
たとえば、
・中国市場に販路拡大して、国内市場の頭打ち状況を打破するため
・市場拡大が期待できる中国EC市場で販売することで収益拡大を狙うため
・将来の海外展開の足がかりにするため
などでしょうか。
 
目的が決まらないと、事業の方向性を決めることができません。
間違った方向に進んでしまうと、大概の場合は手痛い失敗を被ることになります。
 
これは中国ECに限ったことではなく、事業経営の基本ではありますが、意外と忘れがちなのでご注意ください。
 
一部では、「中国向けに越境ECをやりさえすれば儲かる!」などというムードもあったりしますが、実際はそんなに簡単なものではありません。
 
越境ECでは国内にいながら販売できるとはいえ、海外ビジネスであることには変わりありません。
 
過去エントリーでご紹介した、海外進出手順の基本をしっかり抑えながら取り組まれることが望ましいでしょう。
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